不朽の名作、という時の「不朽」。 読みは「ふきゅう」。
しかし、読み間違えて「ふくつ」と言われている場面が多くみられる。
漢字で「不屈」と書かれている物も見かける。
(こんな簡単なの間違う訳ないだろと思った人は検索すれば実情が分かる)
ただの読み間違いと片付けず、何故間違われるのか、その要因を考えたい。
・「朽」が、く-ちる、と読むため
不朽を「ふくち」⇒「ふくつ」と連想してしまう可能性。
朽の読みの記憶が曖昧ならば起こりえる。
・「屈」に対して、「朽」を見かける頻度が少ない
そのため混同してしまう可能性。
朽ちる、老朽化、ぐらいしか普段見かけないのに対して、
退屈、理屈、卑屈、窮屈と多く、少年漫画で「不屈」が使われ馴染みがある。
・「朽」は物理的な意味しかないため
そのため「不朽」と書いた時、精神的高尚さを表せないと思い、「ふくつ」を選んでしまう。
実際は「不朽」は比喩表現で、精神的な意味しかない。 意味合いが大きく変わり混同する。
「屈」は物理的・精神的両方の意味があり、「不屈」は精神的意味のみ。
思いつくのはこのあたり。
オマケで出すなら、どちらの漢字もツクリが折れ曲がっているが、
朽は不規則な曲がり方をしているため覚えられづらく屈が選ばれる、という可能性。
そもそも、「不朽」が比喩表現で精神面を表しているため、
「不屈」でも理論上たいして変わらない事になるんだよな。
集合論で考えたら、作られ方や属性として同じグループになるだろうよ。
10年後には、この誤用も辞書に載る事になるかもね。