映画 COLORFUL 見てきた。カラフル 森絵都
宣伝とか、特番とかやってて。
そんなにすごい映画なわけないや~ん、と冷やかしのつもりで見に行った。
いや、監督が原恵一というあたりは確かに見過ごせない感はあったが。
で、見た感想。
しみました、心に。
まさか、こんなに宣伝とか特番通りだなんて、思ってなかった。
以前の自分と、あまりにも重なる事が多すぎる、とテレビでも言っていた。
その通りだった。
なんかもう、ラスト30分で、そうやねん、そうやねんて、ほんまに、
と、涙ふきふきで見てました。
こんな遅くのタイミングで、レイトショーでもあったので、観客、私だけ。
思う存分、泣いてきましたよ。 そりゃあもう、あなたの想像以上に泣きました。
内容は。
ミステリとして見ると、非常につまらない。
作中の、脇役たちの一言一言が、いやに耳に残り。
生まれ変わる前から薄々分かるが、生活し始めてすぐに犯人が分かった。
だって、こういうのパターンだよね。
でもだ。
犯人分かってて、エンディングもどうなるか予想がついてて、なお、
私は泣いています。
そういう事です。
嘘が分かる瞬間、あれが一番ヤバかった。
最低だけど、最高の瞬間だよね。
これだから、嘘はやめられない。
といった感じで、良い映画でした。
意外と長く感じる内容ですが、さすが原ちゃんって中身にはなってるはず。
とっても、自殺したくなる映画です。
自殺しようかどうか悩んでる人には、背中を押してくれる、
すぱっと死ねる良い映画です。
レッツ、トライ。