この世界を3次元 (x,y,z) + 時間 (t) の4次元とした時。
世界が、0 ≦ t ≦ t0 で閉じていたら、どうなるか。
ある時間区間の全状況を表す関数を F とすれば、
F( 0 , t0 ) = F( t0 , 2 t0 ) = … = F( (n-1) t0 , n t0 ) (n = 1, 2, 3 …)
となる。
勿論、過去も存在し同様に当てはまるので、
F( 0 , t0 ) = F( (n-1) t0 , n t0 ) (n ∈ N)
と出来る。
つまり、今起きた事は未来でも起きる事になるし、過去で既に起きた事にもなっている。
これは真実に単純な繰り返しであり、積み重ねる事で変化が生まれる事はない。
また逆に、未来に起きるはずの事が今起こり、過去に起きた事が今起きる、とも解釈できるが、
記憶さえも繰り返すので、それをそうとは認識出来ない。
何事も初めて起こる事のはずなのに、既に起こっており、またそれを永遠に繰り返す事になる。
未来に起こるはずの事が今起こり、そしてそれは過去に永遠と繰り返してきた事になる。
さて、ここで t0 → 0 とするとどうなるか。
関数 F はある区間の状況を表すので、F( 0 , 0 ) とはある時間の停止した状況を表す。
これが永遠に繰り返すという事は、永遠に停止した状況であるという事である。
時間が経過しながらも、決して動かない世界という事である。
では、t0 → ∞ とするとどうなるか。
繰り返しが一切無く、全ての事が唯一つであるので、現実のこの世界だと思えるかもしれない。
しかし、上の等式に当てはめると、
F( 0 , ∞ ) = F( ∞ , ∞ )
となってしまう。
世界の終わりの一瞬と、世界の始まりから終わりまでの状況が一致する事になる。
と言っても、終わりがどうなっているかなんて”知らない”から、わからない。
0と∞に関する物は、数学的に考えるとどうかは、本気で考えないといけないが誤魔化した。
でも、その部分はなかなか面白い考えだとは思う。 どうだろう?
全体は、小説のような1日を繰り返して出られない的なSFとは違い、
記憶を持ち越せないので面白くはないですな。
アレは、どうやって発生させるんだろうね?