NHKスペシャル、ポアンカレ予想の魔力に取りつかれた天才の悲劇。
いや、見ましたよ。 雰囲気からして見なきゃいけないんだろうなぁ、と思って。
私が見なきゃ、友人が見るわけないし、私が見たとブログに書かなきゃならないんだろうと。
何て言うのか、因果的な。 あぁいう番組について必ずこのブログに記事が出る的な。
まぁ、どうでも良い。
で、感想。
さすがNHK、都合の良すぎる編集だな、って何時ぞやの「ひぐらし」のアレと同じ感想。
なんだ、そのSFは。 サイエンスフィクション、エンターテイメントに仕上げすぎ。
映画の「π」か、と。 いや、まんまπだろ。
トポロジー、そうだね、トポロジーだね。
トポロジー、その内面は外国の一般の公衆の面前では話せないよね。
うちの大学にもトポロジーな先生がいるので、結構楽しく積極的に講義は取ったもんです。
結構、得意なんです、トポロジー。
4次元も、からんだヒモも、脳内に見えるので、かなり得意ですよ、理論面以外は。
ヒモをね、関数で表して、分類した集合を作って、ってまぁ、あの楽しさは伝えづらい。
クライン管とかよく言ってたのは、そういう裏事情。
確か、独りネタのVer5にもトポロジカルな話を書いたはず。
そう、2番目のヤツ。
トポロジーが好きな反面、やはりなのか、駄目なのか、微分幾何は嫌いだった。
私は物理学科じゃねぇんだぞっ! ってキレたぐらい計算ばっかだったから。
あんなに微分と積分を連発するような輩は、何なんだ。
微分+微分+微分+何か、みたいな式見るだけで腹が立つ。
きっちり図形を認識するために、微分しまくるから、そうなるんだけど。
その図形をきっちり調べる、ってのは好感が持てるんだけど、ウザいぐらい微分。
そこの微分が何の役に立つんだよ、とノート取るのが嫌になる。
曲率までは楽しかった。 それ以後は辞めた。
でまぁ、私のゼミとちょっと関わりがあって、復習しなきゃなぁ、と思っていた所だった。
いや、topoがね。 そりゃそうだよなぁ、ジオメトリックな手法が必要なんだろうなぁ。
いや、だから、位相、の話は嫌いなんだよ。 幾何みたく実体が無くて。
「こういう空間です」、はぁ? どんな空間だよ、絵描いてみろよ馬鹿っ!
って、ノート取りながらキレそうになって、追試になった。
まぁ、あれだよね。 証明に、他所からのアプローチってのは必要だよね。
私もゼミで、プログラム面の知識とか、
何ちゃってトポロジーからの別アプローチをして、教授に怒られる。
私の証明は、無駄ばかりだがアプローチだけは斬新、を自負している。
まぁそれ以前に、証明できないんですけど。 毎度すいません、先生。
本当、右脳人間に数学は向いてないんじゃないか、と思うこの頃。
今更幾何に転向してもなぁ、後3年は大学出られないっつうの。
そういや、プログラムでは解けない証明、ってあったな。
つまり、人間が考えてプログラム作っても、コンピュータには解けない問題。
「ハノイの塔」みたいな、意味不明なのでさえ、プログラムできるんだぜ。
そう考えると、結構すごい問題だよね。
なのに人間は、速くて一瞬、遅くても10分以内に解けるんだから、もっとスゴイ。
多分、人工知能が出来れば、解けるんだろうね。
そういや、4年のゼミはアルゴリズムだったが。
再帰関数の有名どころ、ハノイの塔。 誰しもプログラム習えば通る道だが。
それを卒論で解説載せたのは、私だけだった。 アルゴリズムがテーマなのに。
いや、解説というほどの解説がアレにあるわけではないが、何か程度が低いなあのゼミ。
うちの研究室のテーマは、比較的新しいジャンルなんだが。
だから、多少、まだ未知の部分があるようなないような。
何か、一瞬で淘汰されたようなジャンルだよな。
院生の私にどうにかできるような物じゃあない。
特に利用価値も無いし。 物理系にも工学系にも経済系にも進展しないし。
その点、トポロジーは凄いねぇ。 可能性が多岐にわたり過ぎ。
タンパク質と関係する数学、なんて、これぐらいだろう。
興味のある方は、是非うちの大学に。
運が良ければ、トポやってる研究室がゼミ開くはずだ。
私の時はやらなかった。 それでも結構うちの目玉商品なんだが。