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零私記

狼逃苦肉の策でブログになった

目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえない

 夢を見た。夢は誰でも見るのだろうけど、見た事を覚えているのは少数派なんじゃないだろうか。と言っても、他の人の夢の話なんて聞いた事もないからその真偽はわからない。
 今日見た夢は何て事の無い内容だったけれど、空を飛んでいた。空を飛んでいる夢はよく見るほうで、特に感動も快感も今更湧きもしない。飛ぶと言っても、その飛翔を楽しむ夢ではなく、当たり前のように、普段の移動手段といった感じで飛んでいる。空中は物が無いから反作用が働かず好きな方向に進みにくかったり、玄関から出て行かず2階の窓から目的地の2階へ移動、なんてする辺り、なかなかリアルで凝っている。
 空を飛ぶ夢なんていうのは、夢診断とかでは何かを意味してるのかもしれないけれど、実際そんなに特別な物じゃないと思っている。だって、寝てる間は体を動かしてないんだから歩いたり走ったりする夢のほうが異常なんじゃないだろうか。体を動かさず宙に浮いているほうがよっぽど自然だ。脳もイメージしやすいはずだ。寝ている時、人は空を飛びやすい。なんてファンタジックに言ってみた所であながち間違ってないように思う。
 しかし、こんな風に夢の話をしているけれど。他の人はどの程度覚えているものなんだろう。こっちは時々現実と夢の記憶が区別つかなくなって困るほどだ。どこどこに行った、あの人に会った、何を言った。記憶の仕組みはわからないけど、同じ体験の記憶なら、区別なんてつけようが無いと思う。ただ残念な事は、夢の中ではこれが起こらない事。つまり、これは夢か現実か? という夢は見た事が無い。夢の中の自分のほうが随分、現実よりしっかりしているとは困ったものだ。
 夢の内容を覚えているものだから、その日1日、夢の雰囲気を引きずる事もある。そんな日記を書いた事もあったように思う。夢が脳内のイメージであるなら、現実でも同じ事を考えているこれも、また夢なんじゃないだろうか。考えている事は同じなのだから、区別のつけようなんて果たしてどこにあるのだろう。人より夢から覚めない人間、きっとそうなのだ。夢を覚えているんじゃない、まだ夢なのだ。だから、きっとそう、これも、夢。

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