まだるっこしい、と、まどろっこしい。
多分どちらも、ほぼ同じ意味で使われていると思うし、その通りだと思うが。
元をたどるとどんな感じなのか考えてみると、
「まだるっこしい」→ だるいの強調 → 私はとてもだるい
「まどろっこしい」→ とろいの強調 → あなたはとてもとろい
という感じで主体がどちらにあるかが全然変わってくるように思える。
つまり、
自分がせっかちなクソ野郎だと思うなら「まだるっこしい」を、
相手がとろいクソ野郎だと思うなら「まどろっこしい」を、使うと良いのではないか。
ただ、現代において、だるい、は自分の状態を表すというよりも相手を批判する意味合いで使われる事が多い気がするので、結局どちらでも表現したい相手は同じになってしまう気はしている。
言葉の裏にお洒落として自分を卑下する要素を込める時などに使い分けをしてみてはいかがだろうか。