体調はちっとも改善しない今日この頃。
睡眠が思うように取れないのも相まって、真夜中にコンビニに買い出しとか行ってる。
その帰り道。
ふと、星の夜空を見上げたら、夏の匂いがしていた。
そんな、これから始まる躍動の季節を感じる一方、
自分は一体何をしているんだと虚しさが込みあげてきたりもしていた。
あらゆる行動に対して、驚くほど意欲が湧いてこない。
時には何かからの圧迫感や逼迫感に襲われ苦しい。
起きている時間の半分は、睡眠との狭間でまともに活動できない。
こんな状態で仕事に行け、というのが無理ではあるのだけれど。
何もしていないという事が多少なり悪影響を与えている気がしないでもない。
どないしたらよかんべ、ていう。
そんな感じで映画を見に行けてないので。
映画(DVD)、
ラスト・ウィッチ・ハンター、見た。
(公式サイトが閉鎖のため、Wikiです)
映画館で、ではなく、DVDで見ましたよ。
何かの広告で、狩りまくれ! みたいなアクション盛りだくさん、が期待できたので。
ウィッチものが大好きなんです、実は。
アニメのウィッチハンターロビンとか、漫画のウィッチクレイズとか、
もうその単語だけで興味持っちゃうから。
魔女が持つイメージというか雰囲気が好き。
日本でいう伝奇物にあたる気もする。 伝奇も好きだけど。
で、実際。
パッケージの裏に、「狩って狩って狩りまくれ! ド迫力アクション!」
って書いてあるのだけど。
え? アクションどこよ? つか、狩ったか?
マジで完全に悪い意味でだまされた。
話は。
魔女の呪いで死ねない体になった主人公が、その長い人生で得た魔女の知識で、悪の魔女を始末していく、という物なのだが。
お前、知識ってそのピンセットの事か、あぁっ!?
ってぐらい、しょうもないレベルだった。
ただ単に、魔女に威張ってるだけの死なない体。
広告に偽りありの、ぬるーいファンタジー(笑)。
それでも続編の話を聞くのだが、嘘だろ?
見るな、買うな、損する、そんな映画でした。
映画(DVD)、
イレブン・ミニッツ、見た。
本当は映画館で見たかったんだけど、体調のせいで行けなかった。
話は。
17時00分から17時11分の11分間を、複数の登場人物の視点をつなぎ合わせていく。
「11分後に何かが起きる!」というあおり文句につられました。
でまぁ実際、謎めいた登場人物たちが、謎めいた出来事に出くわしながら展開。
これは最後一体どうなるんだ!? というワクワク感がいやおうなしに高まっていく。
ネタバレしますが。
事故って日常の延長にあるよね。
って事を表現したかったらしい。 そういう事です。
謎めいた人とか出来事は一切関係なく。
どんな人にも平等に、事故って起きるよね、っていう。
そしてそんな事故も、日常の一部だよね、っていうオチ。
あんだけ、ミステリーかSFかのような意味深な前振りしといてさ。
ビビるぜ? このエンディング見たら。 ホントに。 マジで。
文学みたいに、意味分かんない作品だけど。
文系か理系かで言えば、実は理系。
なぜなら、話がフラクタル構造になっている。
プログラミングでいう、ネスト構造みたいな。
全体で表現したい事と、それを構成する登場人物の各話が同形なのである。
故に、事故も日常の一部、というテーマの表現が可能になっている。
と無理やり納得するまで、正直、時間がかかりますよ、監督。
もう、全力で裏切りにかかっている作品なので、
見終わっても、恐ろしいほど、もやもやが残ります。
挑戦してみたい人はどうぞ。 責任は一切取らないが。