参院選があった訳だが。
結果や内容については、とやかく言うつもりは無い。
投票、開票のシステムの一部について。
公務員でもアルバイトでもないのに、投票事務を10年近くやっておりまして。
投票する人の事も、投票したくない人の事も、
投票したいけど投票できない人の事も、投票サポートする公務員の事も、
法律も、色々分かってしまう謎の一般市民になってしまっている。
他人の投票用紙に触った事がありますか? っていう。
で。
今の政治への反発や、ロクな候補者がいないから、と投票に行かない場合。
数字的に考えると、多数意見に賛成(つまり通常なら与党に賛成)と同義になる。
投票率に反映なるから、ちゃんと意義がある、と思うかもしれないが、
そんな統計は、ずる賢い政治家の選挙活動の参考にしかならず、
むしろ、投票率が低いと得をする人もいるので、
その意義と数字の意味に見合った物にはならない可能性が大。
無論、他の人の多数決に従うという人は投票しなくとも良い。
投票は権利なので、その権利を捨てる事も可能。
また、投票に行かない十分な理由が無くとも、投票に行かなくて良い。
何か文法的に変な事になってるが、伝わるよね。
白票。
ロクな候補者いないけど、選挙には参加してる表明という意義、
現政治への反発を積極的に表明という意義、
も、不参加と同じ理由で、与党賛成と同じ意味になる。
投票率が、も上記同様、ほぼ意味が無い。
白票は、無効票として扱われるので、何ら意味を成さない。
いたずら書きと同じ、無効票である。
ちなみに、わざと無効票を投票しても違反ではない、ので、しても良い。
もちろん、与党賛成になるのを納得できるなら、だが。
投票に意義とかロマンを感じている人へ数字的な現実を。
投票に意味なんか無いと感じている人へ数字的な現実を。
ちなみに期日前投票。
本当は法で定めたちゃんとした理由が無ければ、期日前投票できないが、
疲れた体を休めるため、趣味に費やすため、思考に耽るため、みたいな理由で投票できる。
のだが、実は。
現体制が、ちゃっちゃと手っ取り早く、有名政党に票を入れてもらうためにゆるくしている。
という陰謀説もある。
実際、当日ではなく期日前で投票しろ、という団体もいる。
何故なら。
期日前投票は、投票した時点で投票が完了しているので、
例え後から政党のマイナスになる話が出てきてもやり直せないし、
あなたが死んでも、その票は無効にならない、から。
まぁ、何が言いたいかといえば。
投票しろとも投票すんなとも言いたい訳ではなく。
投票の権利が与えられた立場にある以上、何らかの形で選挙に巻き込まれている。
どういう形で参加するかを、よく考えた上で決めてね、っていう。
あと。
投票数の数が合わないとか、投票用紙無くしたとか、不正が行われてるとか。
有権者の権利踏みにじるぐらいで、あんま騒がないでほしい。
こういう現象は起こり得る事が許された状態だから、起こっているのであって。
これを許さないのであれば、どうして君はそこにい続けて、私はここにいられるの、っていう。