映画、
ヒメアノ~ル、見てきた。
古谷実の漫画が原作の映画化。 花沢健吾の漫画が好きなら、こっちも好きなはず。
この映画のスゴい所が2点。
・上映1時間39分の、
半分がオープンング! つまり、半分経ってから、本編が始まる。 末恐ろしい。
・森田剛、のほうが主人公。
映画見てると、濱田岳が主人公じゃん? ってなるが、実は違う。
そして。
この映画は、少年漫画のような悪に立ち向かう主人公ものでも、ラブストーリーでもない。
クライムサスペンスでも、不条理な不幸の物語でもなく、文学でもサイコスリラーでもない。
んじゃ何だ。 思い出グラフィティ? うん、表現する語彙を私は持ってない。
主人公で連続殺人犯、森田は、サイコパスじゃない。 そして、自閉症でもない。
境界性でも、ADHDでもない。 幼児退行的でもない。
これまた、よく分からない。
イメージで言うと、いや全く違うのだが、カウボーイビバップ第20話「道化師の鎮魂歌」。
あ、分かった、PTSDに近いかも。 ん? いや、違うか。
フラッシュバックはあるが、回避行動が見られない。 うん、分からん。
で。
内容は、結構えげつない、というか、ゲスい。
派手さじゃなく、うわぁ本当にありそう的に。 R15+なりに。
なので、共感の物語かもしれない、男子諸君には。
まぁ、タイトルが、搾取される側、的なニュアンスではあるんだが、
それだけではない、何かがある。
なので。
オススメできる映画ですね。
殺し方が頭悪くて素人っぽさ満開だったり、他人を人扱いできなかったりと、
色々胸糞悪いシーンもありますが、心に響いてくる、良い映画ですね、斬新だし。
そういや、こないだの続きで、すごいアニメを思い出した。
DVD化した時に、新キャラが1人追加になり、さらに、
登場人物2人が別キャラに代わっている、というトンデモをやってのけたのがある。
もちろん、ストーリーが一部変わってしまってもいる。
よくここまで踏み切ったな、とビビるね。
確かに、物語に深みはでたのだが、ただ、TV版の方が面白かったな、とは思った。
まぁ、ハルヒのアニメの修正の多さも、大概だったけどね。