一日中、霧に包まれている日があった。
朝、出勤の時から霧で。
昼、休憩で煙草を吸いに外に出ても霧で。
夜、帰宅する時も霧で。
一回も晴れなかったそうだ。
ここはロンドンか、と気象にツッコんでみたが、
周りで誰も反応してくれなかった。
霧の街ロンドンを知らない、私の職場。
一番早く出勤し、一番最後に帰る零式狼。
最近、朝起きれなくて、遅刻ギリギリだったのだが。
それは深夜サービス残業を連夜繰り返しているから、かもしれなかった。
そう思ったのか、管理職から、生活を改めろと説教される。
そういう社会の常識が大嫌いな私は、
誰より早く出勤し、夜十時を過ぎないと帰らない生活を選択した。
朝早く来たって、私は早く帰らない、いや、帰れないのだ、という事を物理的に知らしめるために。
でもそんな事してたら、同僚から、
零式さんが死んだら、その仕事全部私にくるんだから帰って───
的なニュアンスの言葉をかけられる。
上司に言われたらブチギレそうなのに、そんなキャラじゃない同僚から言われると、
なんか嬉しい。
というか、同僚のキャラが変わるほど、私は頑張りすぎたのだろうか。
でも良いんだ。
私が頑張らなきゃ、みんな幸せになれないから。
ところで、タイプムーンの魔法使いの夜は、いつ販売するんだろうか。
もうすぐ、2011年が終わるんだが。
そろそろ、次の延期を発表してくれても良いんじゃね?